ノーチラス号について

今回はミステリアスアイランドに停泊する潜水艦ノーチラス号について解説したいと思います。

ノーチラス号はネモ船長が発明した高性能潜水艦です。

船長いわく「私の最も誇りとする発明品」らしい。

 

全体像はこんな感じ。

CIMG2520

 

海上に出ているのはほんの一部分で、ほとんどは海中に沈んでいることがわかります。

nautilus

 

ノーチラス号の原作

いったんここでノーチラス号が登場する原作2作品を確認しておきましょう。

小説『海底2万里』(1870)

ジュールベルヌの小説『海底2万里』に登場したノーチラス号が最初のノーチラス号です。

形は単純な葉巻型。


(c)“20,000 Leagues Under the Sea (Jules Verne)”

 

映画『海底2万マイル』(1954)

上記の小説をディズニーが映画化したのがこの『海底2万マイル』です。


(c)“20,000 Leagues Under the Sea (1954 film)”

ミステリアスアイランドはもちろん、ディズニーが関係するノーチラス号はすべてこのデザインです。

 

寸法

長さは70メートルと、かなり巨大…

という設定ですが、ディズニーシーのノーチラス号の長さをGoogleマップで測ってみたところだいたい30~35mくらいだったので、実物の半分ほどしかないことになります。(ちゃんと水中に沈んでいる分も考慮しました)

70mってミステリアスアイランドのカルデラ湖の直径ぐらいあるので相当でかいですよ。
カルデラ湖に入ってきたら身動き取れなくなっちゃいますね。

 

ちなみにディズニーランドパリにあるノーチラス号は40~45mくらいでした。

 

名前の由来と潜水方法

NAUTILUSノーチラスとは「オウムガイ」のこと。

オウムガイ

しかしノーチラス号はオウムガイに全く似ていません。
ではなぜ「ノーチラス」と呼ばれるのでしょうか。

その秘密はオウムガイの潜水方法にあります。

オウムガイは殻内の液体の量を調節することで浮力をコントロールし、自由に浮き沈みします。

ノーチラス号の潜水方法はこれと良く似ており、艦内に海水を取り込んだり排出することで浮力をコントロールするのです。

これが「ノーチラス」という艦名の由来です。

 

外部設備

衝角

衝角

ノーチラス号の先端に取り付けられた巨大な角。
船に体当たりをして船底に穴をあけ、沈没させるために使います。

小説版・映画版のネモ船長はわけあって軍艦を見かけるなり片っ端からこの衝角で沈めていたのですが、ミステリアスアイランド版のネモ船長にとってはこの衝角を使う機会はあまりなさそうです。

 

操舵室

CIMG9987

 

ハッチ

船の上部には前方、後方にハッチが付いています。

CIMG9657

CIMG9670

船の下部にもダイビング用のハッチが付いています。

 

排水口・給水口

浮力を調節するために海水を排水・給水するところです。

水を吐き出す排水口(↓)
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水を取り込む給水口はおそらくここ(↓)
CIMG25202

 

小舟

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上の蓋をスライドして開ければ2~3人乗れる小舟になります。

20000 leagues 2
(c)“20,000 Leagues Under the Sea (1954 film)”

 

艦内図

なぜかミステリアスアイランドにはノーチラス号の詳細を記したものが何もないんですよね。

ということで代わりにディズニーランドパリにあるノーチラス号の艦内図を見てみましょう。

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このパリ版のノーチラス号は映画を再現したアトラクションなのですが、実は艦内の構造が映画版とは違うのです。(おそらくアトラクションの都合上で)

ですからミステリアスアイランドのノーチラス号の艦内構造が、映画版なのか、パリ版なのか、はたまたどちらにも当てはまらないのか良くわからないんですね。

ここではどちらのバージョンのノーチラス号にも備わっている重要な部屋だけを紹介しておきます。

操舵室

wheelhouse

先ほども紹介しました。

 

海図室

chart
海図や島の地図を作成するところ。

 

ネモ船長の部屋

cabin

 

大広間

salon

海の様子を眺めることができる大きな窓付き。
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ダイビングルーム

diving

 

厨房

galley

 

エンジンルーム

engine

このエンジンについては次で説明します。

 

エンジン

ノーチラス号のエンジンについては「蒸気機関」と「電気モーター」の2つの説が考えられます。

説1:蒸気機関

映画版・パリ版のノーチラス号のエンジンは蒸気機関です。
よってミステリアスアイランドのノーチラス号も蒸気機関だと考えられます。

 

蒸気機関のタイプは「ビーム式」。
蒸気の圧力でピストンを往復運動させ、ビームを左右に傾けることで車輪を回転させます。


(c)www.d3.dion.ne.jp

 

熱源については、映画劇中の表現より原子力だと考えられています。

 

説2:電気モーター

小説版のノーチラス号のエンジンは電気モーターでした。
ミステリアスアイランドはあくまでジュールベルヌをリスペクトしたテーマポートであるため、エンジンは電気モーターであってもおかしくはありません。

 

この場合、電源はネモ船長が考案したナトリウム電池です。

ナトリウム電池は発電に際してナトリウムを消費しますが、海水に含まれる塩分(塩化ナトリウム)からナトリウムが得られるので、海の中だけで発電を続けることができるのです。

 


 

大した理由もないですが個人的には「蒸気機関」を推しています。
映画版・パリ版のノーチラス号が蒸気機関で、同じくディズニー関係であるミステリアスアイランドのノーチラス号がその2つと同じデザインをしているのですから、やはり蒸気機関だと考えらるのが自然に思えたからです。

 

ところがどっこい、実はガイドブックやキャストさんの説明では「ナトリウム電池」の方で紹介されています。

じゃあもう議論の余地は無い、とは言わないで!
ガイドブックやキャストさんが正しいとは限りませんからね!
本当はイマジニアは蒸気機関のつもりだったのに日本では間違って広まってしまっている可能性も否定できないと思うので。(悪あがき)

 

そもそもミステリアスアイランドにノーチラス号の資料があればこんなことで悩む必要はなかったのに…。

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